暑さ対策が、整備力を支える基盤に。
これまで現場で行ってきた暑熱対策の限界。
「夏場は40℃を超える日もあり、現場としてはかなり厳しい環境でした。」 そう語るのは、(株)新潟クボタ 新潟中央サービスセンターで整備現場を統括する吉沢整備工場長。
トラクターなど農機の整備を担う工場では、暑さ対策として省しきタイプの機械で、打ち水なども行っていましたが、湿度が上がり、かえって体内の熱が逃げにくい状況になることもあったといいます。
当時は温度をモニタリングし、休憩や水分補給の徹底で乗り切っていたものの、「根本的な対策が必要」という判断に至り、暑熱対策は本社主導のテーマとして検討が進みました。
その結果、2024年8月、工場内にエリア空調機を導入しています。
(株)新潟クボタ 新潟中央サービスセンター 吉沢整備工場長“暑さ対策”を現場の標準装備へ。
導入前は40℃を超えることもあった整備工場が、エリア空調の導入により、現在工場内の温度が安定。
エアコンが当たり前の新入社員や若手社員の体調管理にもつながり、安心して作業できる環境が整いました。設備投資が、安全と品質を支える基盤となっています。
〇導入のポイント
・暑熱対策は会社全体の課題であり、根本的な対策が必要
・グループ企業で扱っている製品で、効果のあるものと認識していた
〇導入後の効果
1)熱中症:導入後は“発生なし“
2)暑さによる集中力低下が抑えられ、ミス低減・品質向上にも期待
3)来訪者からは入った瞬間に「涼しい!」と驚かれること
導入後は、工場内の温度は「26〜28℃くらいで収まるようになった」とのこと。暑さによる負担が軽減され、現場の安全性向上につながっています。
業務面でも数値として現れているようで、夏場の繁忙の中でも整備対応をやり切ることができ、結果として良い業績を残せた要因となっているようです。
吉沢整備工場長は、「環境に投資して整えてもらった分、整備インフラとしてお客様に還元していきたい」と語ります。暑熱対策は安全だけでなく、整備品質と事業継続を支える“基盤”になりつつあります。