整備士育成現場を快適な空調環境へ
業界誌の記事をきっかけに検討
導入のきっかけは、業界誌に掲載された整備工場の事例でした。大型車整備施設での空調導入記事を目にし、関心を持ったことから、検討が始まったそうです。それまで実習場では小型のスポットクーラーを使用していたものの、約500㎡の広い実習場は夏場は屋根からの熱で蒸されるような環境で、冬場は氷点下になることもあり、ストーブで事前に暖めても、実習中は安全面から消さざるを得ない状況でした。こうした課題を踏まえ本部経由でエリア空調機3台を導入。「最初は“どうだろう”と思いましたが、効果はばっちりでした」と樋口課長は振り返ります。
茨城県自動車整備商工組合 教育部 教育課 樋口課長分散された施設内に3台を配置
約500㎡の広い実習場と分散したエリア構造を踏まえ、冷気が偏らないよう3台をバランスよく配置。空間全体を効率的にカバーできる設計としています。
〇導入のポイント
・業界紙に掲載されたエリア空調機の記事を読んで検討
・夏場の熱気対策、冬場の氷点下回避を目的に導入
・スポットクーラーでは解消されない排熱問題などの課題を解決
夏冬を問わず温度環境が安定したことで、実習中の負担が軽減。受講者が集中しやすい環境が整い、講習の進行と学習効果の向上につながっています。
〇導入後の効果
1)夏場、暑さで実習を中断する場面が減少し、講習もスムーズ
2)冬場、事前運転で、氷点下での実習を回避できる環境へ改善
3)受講者からも「いい環境」だと好反応
受講者は20代から70代まで
ディーラーの工場を除き、多くの整備工場では空調環境が十分とは言えないのが実情です。そのため、講習に訪れた受講者からは「こんな設備があるといいですね」という声も頂いています。
この施設では20代〜70代まで、幅広い年齢層の受講者がいらっしゃいます。夏場、熱中症になるような事態は避けたいところですが、導入後は安心です。」
長年にわたり整備士育成を担ってきた教育拠点において、エリア空調導入は実習環境の大きな転換点となりました。
天吊りタイプ(手前・上)と壁掛けタイプ(奥・下)。 実習施設内の作業の邪魔にならないように、設置方法を決定します。