気動車整備場の作業環境を改善。
屋根上40℃。スポット空調では限界だった。
現場では、屋根上で40℃以上になることも。その環境で作業者は車両に沿って移動しながら点検を行うため、スポット空調の風に当たれるのは「作業が一段落してからの小休憩程度。体を冷やし続ける運用は難しく、暑熱対策として十分とは言えませんでした。」と、倉本助役。
現場作業の安全性と快適性を維持・向上させるため、従来の暑熱対策に加え、より実効性の高い熱中症対策や作業環境改善の検討が求められる状況となっていました。
「出場検査は集中力のいる作業。暑さで集中が切れるのは良くない」。精密な確認作業が求められる工程で、暑さが集中力を奪う状況は看過できませんでした。
東海旅客鉄道株式会社 名古屋工場 設備科 倉本助役 決め手は「大風量」と「天吊対応」
エリア空調の情報源は、まずWeb検索でした。大規模空間を冷やす方法を調べる中で、類似製品も比較検討しながら、最終的にクボタ空調のエリア空調機に行き着いたといいます。選定の決め手は大きく2つ。
1つ目は風量。10馬力クラスの機器であれば、台数を抑えて同等効果を狙える点を評価。2つ目は設置性。整備場は細長く狭い形状で、床置きは作業動線の妨げになりやすい。そこで、天吊(点吊り)タイプで十分な風量を確保できる機器が条件でした。
作業環境が「劇的に変わった」。
導入後、現場の反応は端的でした。
「(環境は)劇的に変わりました。現場からはすごく喜ばれてます。」とのこと。建屋自体も断熱性の優れたALC化(軽量気泡コンクリート)などで遮熱面が改善し、空調が効きやすくなったことも追い風に。
夏場の作業環境が大きく改善し、精密な確認が求められる出場検査において、集中しやすい状態を作れたといいます。
冬場も暖房として活用しており、天井が高い空間ながら、点検台等で遮蔽されることもあり、作業域に循環が生まれ、体感として「温まる」効果を得られているようです。